160℃でオーブンを予熱しておきます。

ボウルにMサイズの卵2個を割り入れ、泡立て器でよくほぐします。サラサラになるまで混ぜます。卵は新鮮なものを使うと泡立ちが良くなります。

砂糖40gを加えてよく混ぜます。

ボウルが入るくらいの大きめのフライパンでお湯を沸かします。しっかり沸騰したら火を止めます。

卵液の入ったボウルをフライパンのお湯に当て、約40℃くらいまで温めます。卵に熱が入り固まらないように、ボウルの底を念入りに混ぜながら約2分〜2分30秒温めます。手の甲に垂らして温かいと感じる程度（約40℃）になればOKです。卵液を温めることで泡立ちが良くなります。

ここからはハンドミキサーで泡立てていきます。高速（5段階のうち5）で約2〜3分、全体が均一に混ざるようにハンドミキサーを動かしながら、ボウルも動かしてしっかり泡立てます。白っぽくモコモコしてきたらOKです。

低速（5段階のうち1〜2）で約6〜7分泡立てます。高速で泡立てただけだと気泡が壊れて高さのないスポンジケーキになってしまうので、低速で泡を均一にし、壊れにくい泡にしていきます。

泡立て器で8の字を書いてみて、書き終えるまでに跡が消えずに残っていればOKです。つまようじを刺しても倒れないくらいが目安です。

別の耐熱ボウルに牛乳10g、油10gを入れ、出番がくるまで湯煎につけて温めておきます。

ホットケーキミックス60gをふるいながら加えます。ふるうと粉が混ざりやすくなります。

ここからはゴムベラで手早く混ぜていきます。「の」の字を書くように、ボウルの底の生地を表面に返すイメージで混ぜます。粉が混ざったらボウルの周りをキレイにします。ここからさらに約15〜20回くらい手早く混ぜます。生地にツヤが出ればOKです。ホットケーキミックスに油脂が含まれていると気泡がつぶれやすく、薄力粉で作った場合と比べてサラサラした生地に仕上がります。

温めておいた牛乳と油のボウルをとり、水滴を拭き取ります。牛乳と油にふた掬い生地を入れ、よく混ぜて生地をなじませます。牛乳と油はボウルの底に溜まりやすいので、底から生地を持ち上げるように混ぜます。ここも手早く約15〜20回くらい混ぜます。

なじませた生地を元のボウルに戻し、ゴムベラで受けながら流し入れます。ここも手早く約15〜20回くらい混ぜます。水分・油脂はボウルの底に溜まりやすいので、底から生地を持ち上げるように混ぜます。生地にツヤが出ればOKです。

今回は15cmの型を使用します。ショートケーキにすると大体4〜6人分の大きさです。型の高さに合わせてクッキングシートを敷きます。側面のシートが型からはみ出さないようにし、底面にもシートを敷いておきます。型の準備は作る前にやっておきましょう。

型に生地を流し入れます。

トントンと空気抜きをします。

天板に乗せてオーブンに入れます。160℃で約30〜35分焼きます。オーブンによって焼き時間は変わるので様子を見ます。

30分焼いたら、表面を優しく触ってみて、跳ね返るような弾力があればOKです。

焼き上がったらすぐに、10〜15cmくらいの高さから落とします。衝撃を与え、生地の内部の水蒸気を一気に逃がすことで焼き縮みを防ぎます。

すぐに型から外します。底抜けタイプは底面を軽く押さえると抜けます。約30秒くらいしたら上に向けて冷まします。紙、タオル、キッチンペーパーなどをかぶせて冷ますと乾燥しにくいです。

翌日デコレーションする場合は、冷めてからシートを剥がし、ラップをして乾燥しないように優しく密着させます。強く密着させるとスポンジがへこむので注意してください。念のためもう一重ラップをします。袋やフリーザーバッグなどに入れて空気を抜いて縛ります。冷凍なら約2〜3週間くらい保存可能です。解凍する時は前日に冷凍庫から冷蔵庫に入れてゆっくり解凍してください。冷蔵の場合は手作りなのでなるべく翌日くらいまでが目安です。