いちごタルト | 【徹底解説】現役プロが作る基本の苺タルトの要約
🥣 材料
- 60g
- 40g
- 18g
- 100g
- 40g
- 40g
- 40g
- 40g
- 200g
- 1/6本
- 40g
- 14g
- 2個
- 3g
- 6g
- 数滴
- 100g
- 8g
- 多数
- 適量
- 適量
👩🍳 作り方
事前準備として、タルト生地に使うバターと卵を常温に戻す。
クッキー生地の無塩バター(60g)をゴムベラで柔らかくなるまで練る。溶けないように注意し、硬ければ数秒レンジにかける。
粉糖(40g)を加え、白っぽくなるまでよく混ぜる。口溶けを良くするため、コーンスターチ入りの粉糖がおすすめ。
卵黄(18g)を2回に分けて加え、その都度分離しないようによく混ぜる。
ふるった薄力粉(100g)を加え、ゴムベラを縦に切るように混ぜ、粉気がなくなるまで練りすぎないように混ぜる。
生地をひとまとめにし、ラップで挟んで、厚さ5mm程度の円形に伸ばし、冷蔵庫で1時間休ませる。
タルト型に薄くバターを塗る。
休ませた生地を型に敷き詰める。冷えすぎている場合は手で温めながら丁寧に敷き、余分な生地をカットする。
フォークで生地の底に空気穴(ピケ)を全体的に開ける。再び冷蔵庫で休ませる。
アーモンドクリームの無塩バター(40g)をゴムベラで柔らかく練る。
粉糖(40g)を加え、粉気が見えなくなるまでよく混ぜる。
全卵(40g)を3回に分けて加え、その都度分離しないようによく混ぜる。
アーモンドプードル(40g)を半量加え混ぜる。残りも数回に分けて加え、粉気がなくなるまで混ぜる。
オーブンを160℃に予熱する。
タルト生地にアーモンドクリームを絞り、ゴムベラで平らにする。
予熱したオーブンで160℃で25~35分焼く。焼き色がついたら粗熱が取れるまで常温に置く。
カスタードのバニラビーンズ1/6本を半分に切り込みを入れ、ナイフの背で種をこそぎ取る。
牛乳(200g)にバニラの種と鞘を入れ、香りを移す。
卵黄2個(40g前後)にグラニュー糖(40g)を加え、白っぽくなるまで泡立て器でよく混ぜる。
薄力粉(14g)をふるって加え、粉気がなくなるまで混ぜる。
牛乳を鍋で沸騰させる。焦げ付かないように時々底をかいて確認する。
沸騰した牛乳を卵黄のボウルに入れ、すぐに混ぜる。
牛乳と卵黄の混合液を鍋にこしながら戻す。
カスタードを中火で炊く。常に泡立て器で底と周りをかき混ぜ、焦げ付かせないようにする。ドロッとしてきたら、さらに加熱を続けるとサラサラになるので、そこまで加熱する。
完成したカスタードをバットに流し入れ、空気を抜いて密着ラップをする。冷凍庫で5~15分急冷する。
シロップのグラニュー糖(3g)と水(6g)を合わせ、レンジで10~20秒加熱し溶かす。好みでリキュールを数滴加える。
タルトが完全に冷めたら型から外し、シロップを刷毛で塗る。
生クリーム(100g)とグラニュー糖(8g)を氷水で冷やしながら、ハンドミキサーでバシバシに立てる。
冷やしてほぐしたカスタードと立てた生クリームを合わせる。
いちごを半分にカットする。
タルトの上にホイップクリームを絞り、パレットナイフで表面を平らにする。
カットしたいちごをカスタードが見えなくなるように美しく飾る。カットが一緒なら向きを揃えるのがポイント。
刻んだピスタチオを散らし、溶けない粉糖をふるう。
カットする際は、ナイフを都度温めながらカットする。
💡 コツ・ポイント
バターと卵は常温に戻しておくことで、生地の分離を防ぎ、均一に混ざりやすくなる。
バターを柔らかくする際は、溶けてしまわないように注意が必要。硬い場合は数秒レンジにかける程度にする。
粉糖はコーンスターチなどが添加されているものを使用すると口溶けの良いクッキー生地になる。グラニュー糖でも作れるが、ざっくりとした食感に仕上がる。
卵黄を一度に加えると分離しやすくなるため、2回に分けて加え、その都度しっかり混ぜることで乳化状態を保つ。
薄力粉を混ぜる際は、ゴムベラを縦に切るように混ぜ、力を加えすぎたり必要以上に混ぜたりすると硬い生地になってしまうので注意する。
冷蔵庫で冷やした硬い生地をいきなり伸ばすと割れてしまうため、麺棒で叩いて全体的に柔らかくしてから伸ばすと良い。
伸ばした生地は柔らかすぎて扱いづらいため、5分ほど冷凍庫に入れて作業性の良い状態にする。ただし、5分以上入れると硬くなりすぎるので注意が必要。
生地が冷えすぎているとパキッと折れてしまう場合があるため、型に敷く際は少し手で温めながら作業すると良い。
バターが溶けた状態で生地を仕込むと、油染みができてしまう。角がしっかり埋まり、生地がツヤっぽくなく溶けていない状態を目指すことが重要。
ダマンドのバターも、クッキー生地と同様に溶かしてしまわないように注意する。溶かしバターになると性質が変わりうまく作れない。
全卵を一度に加えると分離してしまうため、数回に分けて少量ずつ加え、その都度よく混ぜることで乳化状態を保つ。
もしダマンドの生地が分離してしまった場合でも、慌てずに少しだけ湯せんにかけてよく混ぜると、再び繋がる場合がある。
卵黄にグラニュー糖を加えてからすぐに混ぜないと、糖分が卵黄の水分を吸ってダマになってしまうので注意する。
牛乳を温める際は、鍋の種類によっては焦げ付きやすい場合があるため、たまに鍋底をかいて焦げ付いていないか確認する。
カスタードを炊く際は、鍋の底や周りが焦げ付きやすいので、常に泡立て器でしっかりとかいて混ぜる。火から少し外して混ぜても問題ない。
もし鍋底が焦げてしまった場合、焦げの部分をこそがずにカスタードを移動させると良い。
カスタードを冷凍状態にしてしまうと、解凍時に分離する可能性があるので注意が必要。冷たくても凍らない程度が理想。
生クリームを泡立てる際は、必ずボウルの下に氷水をかまして冷やしながら立てることで、きめ細かく安定したホイップクリームになる。
生クリームは、最終的に硬めの「バシバシ」に泡立てるのがポイント。カスタードと合わせた後にちょうど良い硬さになるよう調整する。
タルトをカットする際は、ナイフを都度温めてから切ることで、きれいにカットできる。
このレシピについて
現役プロが作る基本の苺タルトの徹底解説動画です。複雑そうに見えるタルト作りを、クッキー生地、アーモンドクリーム、カスタードの3層に分けて、誰でも簡単に本格的な味わいを再現できるよう工夫されたレシピを紹介しています。バターと卵の温度管理や混ぜ方、生地の扱い方、カスタードの炊き方など、各工程での重要なコツと注意点が丁寧に説明されており、初心者でも失敗しづらい作り方になっています。華やかな見た目と本格的な味わいのタルトは、おうちカフェやおもてなし、手土産にもぴったりです。
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