イチゴジャム | レシピ公開 イチゴジャム!パティシエが作るジャムの基本配合 フルーツジャム編の要約
🥣 材料
- 500g
- 100g
- 50g
- 20g
👩🍳 作り方
材料(イチゴ、グラニュー糖、トレハロース、レモン果汁)とジャム瓶を用意します。イチゴは冷凍しておいたものを使うと、解凍時に水分が自然に出るため砂糖が浸透しやすく、カビを防ぐ効果があります。
鍋に冷凍イチゴを入れ、自然に出た水分も加えます。イチゴは冷凍されているため、プニュプニュと柔らかくなっています。
グラニュー糖とトレハロース、レモン果汁を鍋に加えます。トレハロースは甘さ控えめで、フルーツの色をきれいに保ち、フレッシュ感を出す効果があります。
鍋を火にかけ、煮詰めていきます。フルーツの総量に対して20〜30%の砂糖を入れるのが目安です。砂糖が少ない場合は煮詰める時間を長くして糖度を上げます。
糖度計(ブリックス計)を使って糖度を測定します。目標糖度は65度ですが、好みに合わせて調整します。
ホイッパーで果肉を潰しながら煮詰めます。煮崩れ具合は完璧です。
煮詰める過程で出てくる灰汁(あく)をスプーンで丁寧に取り除きます。
再度糖度を測定し、約46度であることを確認します。さらに煮詰めて糖度54度になったら火から下ろします。
事前に煮沸消毒しておいたジャム瓶を用意し、熱いジャムを別の容器に移し替えます。
ジャムを瓶の90〜95%程度まで詰めます。
熱いうちに蓋をしっかり締めます。これにより中の圧力が下がり、蓋がへこんで真空状態になり保存性が高まります。
瓶と鍋がぶつかって割れないように紙を敷いた鍋に瓶を入れ、15分ほど煮沸殺菌します。
煮沸殺菌が終わったら火から下ろし、急激に冷やさないよう注意しながら自然に冷まします。
イチゴジャムの完成です。1年弱ほど常温で日持ちします。
💡 コツ・ポイント
生のイチゴを使うと中に水分が溜まっているため砂糖分が中までしっかり入っていかずカビの原因になる。冷凍しておいたイチゴを解凍すると水分が全部出てくるため、砂糖が浸透しやすくなる。
トレハロースはグラニュー糖より甘さ控えめで、フルーツをフレッシュに感じさせ、色をきれいに保つ効果がある。グラニュー糖100%でもOK。
フルーツの総量の20〜30%の砂糖を入れるのが目安。
糖度(ブリックス)65度まで煮詰めると2年ほど日持ちする。
ジャムを購入する際は、原材料表示でフルーツ、糖分(砂糖、水あめ、キビ糖など)、酸味(クエン酸、レモンなど)のみで構成されているかチェックすること。
瓶詰めは瓶の90〜95%くらいまで入れると良い。
熱いジャムを詰めて蓋をすると、瓶が冷める際に中の圧力が下がり蓋がへこんで真空状態になることで日持ちする。
瓶詰め後さらに煮沸殺菌することで余計な菌を殺し、保存性を高める。
瓶を煮沸する際は、瓶と鍋が当たって割れないように鍋底に紙などを敷く。
煮沸殺菌する際は、しっかり蓋が閉まる瓶を使うことが重要。
急激に冷やすと瓶が割れる場合があるので、自然に冷ますか、温度差に注意して冷やす。
砂糖が20%の場合は煮詰める時間を長くして糖度を上げる。砂糖を多く入れれば煮詰める時間は短くても糖度を上げられる。
このレシピについて
本動画では、パティシエが作るイチゴジャムの基本配合と調理法を詳細に解説しています。冷凍イチゴを使用することで解凍時に水分が自然に抽出され、砂糖の浸透が促されるため、カビ防止と味の馴染みが良くなる工夫を紹介。グラニュー糖とトレハロースを配合し、糖度計でブリックス値を計測しながら65度を目指して煮詰めます。フルーツの総量に対して20〜30%の砂糖が目安とされ、煮詰める時間で糖度を調整するポイントも伝授。さらに、完成したジャムを煮沸消毒した瓶に熱いうちに詰め、蓋をすることで真空状態を作り、日持ちさせるための殺菌処理まで、本格的なジャム作りの工程とコツが満載です。
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KAZUAKI EGUCHI / チョコレートのプロ:ショコラティエ Chocolateのチャンネルを開く