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カスタードクリーム | 牛乳も卵も使わずに出来る!?特別授業カスタードクリーム編<オリジナルレシピの作り方>教えますの要約

🥣 材料

  • 250g
  • 3個
  • 50g
  • 20g
  • 1本

👩‍🍳 作り方

鍋に牛乳を全量入れる。コクを出したい場合は、牛乳の一部を生クリームやバターに置き換えても良い。バターを入れる場合は牛乳と一緒に煮溶かす。

バニラビーンズを縦に割って種をこそぎ取り、鞘と一緒に牛乳の入った鍋に入れる。バニラビーンズがない場合はバニラオイルやバニラエッセンスで代用可能。

牛乳の鍋を火にかける。ロイヤルミルクティーカスタードやチャイカスタードにする場合は、紅茶の茶葉やスパイスをここで加える。

別のボウルに卵を割り入れ、卵黄と卵白を分け、卵黄3個分をボウルに入れる。卵黄にグラニュー糖を全量加え、泡立て器で混ぜる。白くなるまで練り混ぜる(ブランシール)必要はない。

ふるった薄力粉(またはコーンスターチ)を卵黄とグラニュー糖のボウルに入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。

温めた牛乳の一部(お玉1杯程度)を卵黄のボウルに入れ、よく混ぜて溶きのばす。その後、牛乳と卵黄を混ぜたものを全て鍋に戻し、泡立て器で混ぜる。

鍋を強火にかける。口溶けの良いカスタードクリームを作るため、卵黄と薄力粉の凝固温度の違いを考慮し、強火で一気に炊き上げるのが鉄則。焦げ付かないように絶えず混ぜ続ける。

全体がポコポコと粘りが出て、ボテボテとした状態からサラッとするまで強火で加熱を続ける(約8分)。

炊き上がったカスタードクリームは、ラップを敷いたバットなどに広げ、乾燥しないように表面に密着するようにラップをして、氷水に当てながら冷蔵庫または冷凍庫で急速に冷ます。

冷やし固めたカスタードクリームをボウルに移し、ゴムベラでほぐしてなめらかな状態にして使用する。

💡 コツ・ポイント

牛乳(液体分)の65%を紅茶やオレンジジュースなど好きな液体に置き換えることで様々なカスタードを作れる。

カスタードの固さを変えるには、液体を増やしたり卵黄を増やすことで調整できる。

コクを出したい場合は、牛乳の一部(15%程度)を生クリームに置き換える。バターを入れる場合は炊きあがったカスタードに水分を加えるのはNGで、牛乳と一緒に煮溶かすと良い。

バニラビーンズが手元にない場合、バニラオイルやバニラエッセンスで代用可能。

バニラは種よりも鞘の内側に香りが強く、鞘ごと牛乳に入れて煮出すことでより香りが出る。

グラニュー糖を他の砂糖に置き換える際は、全体の甘さを一定に保つためにパーセンテージで調整することで、味わいをコントロールできる。

卵黄の役割は油分と凝固する力。全卵を使う場合は、油分と凝固力のあるチョコレートを混ぜるのが最適。

牛乳とバニラを温めた後、ラップをして15分ほど蒸らすことでバニラの香りをより引き出すことができる。

卵黄に砂糖を加えた後、白くなるまで練り混ぜる(ブランシール)必要はない。空気を含ませると加熱が遅くなるため。

レシピのバランスによって製法を変えることが重要。

薄力粉は水と力が加わるとグルテンという粘りが出てくる。これにより、コシのあるしっかりとした食感のカスタードになる。

コーンスターチはトウモロコシでんぷんでグルテンを含まず、水と混ぜても粘りが出ないため、軽い食感に仕上がる。シュークリームのトロトロとしたカスタードにはコーンスターチが良い。

薄力粉とコーンスターチは、求める食感によって使い分けるか、両方を半々で使うのも良い。

カスタードクリームを炊く際は強火が鉄則。鍋に対して火が外まで行く最大の火力ではなく、鍋底全体に火が当たるような火力を指す。

卵黄と小麦粉は凝固温度が異なるため、弱火でゆっくり炊くと別々に固まってしまい、口溶けが悪くなる。強火で一気に炊き上げることで均一に固まり、滑らかな口溶けになる。

炊き上がりの目安は、ボテボテとした状態からサラッとするまで加熱すること。まだ粉っぽさが残っている可能性があるため、この状態までしっかりと加熱する。

炊きあがったカスタードクリームを扱う際は、卵黄を混ぜた際に使用したゴムベラではなく、新しいものを使用する。

炊き上がったカスタードクリームは、雑菌の繁殖を防ぐため、氷水に当てつつ冷蔵庫や冷凍庫で一気に冷やし、30〜40℃の温度帯を素早く通過させる。

カスタードクリームは、作った当日か翌日中に食べるのが最も美味しい。

市販の冷凍カスタードクリームは、増粘剤や加工でんぷんが多く含まれている場合が多い。

このレシピについて

この動画では、自宅で本格的なカスタードクリームを作る方法が詳細に解説されています。パティシエが、各材料がカスタードクリームの食感や甘さに与える影響をパーセンテージで示しながら、レシピの基本を説明します。さらに、牛乳の一部を生クリームやバターに置き換える、バニラビーンズの代わりにバニラオイルやペーストを使う、薄力粉とコーンスターチを使い分けるなど、自分好みのカスタードクリームにアレンジするプロのヒントが満載です。調理中の強火での加熱の重要性や、雑菌の繁殖を防ぐための急速冷却の必要性など、失敗しないためのポイントも丁寧に説明されており、初心者でも理想のカスタードクリームを作れるようになります。

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KAZUAKI EGUCHI / チョコレートのプロ:ショコラティエ Chocolateのチャンネルを開く

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