スポンジケーキ | 絶対に失敗しない完璧なスポンジケーキのレシピを紹介!失敗してしまう理由とセットで対策も紹介しますの要約
🥣 材料
- 2個
- 1個
- 50g
- 30g
- 70g
- 15g
- 10g
👩🍳 作り方
15cmの底が取れる丸型を準備する。
薄力粉をふるいにかける。ダマは潰して均一にする。
無塩バターと牛乳を合わせ、オーブンの予熱中に温めておく。(600Wで20秒加熱でも可)
卵2個を割り、卵黄1個は取り分けておく。(全卵3個でも可)
卵黄、グラニュー糖、上白糖をボウルに入れ、ハンドミキサーで混ぜ始める。
最高速度で6〜7分間、しっかり泡立てる。
ハンドミキサーの速度を半分程度に落とし、さらに1分間泡立ててキメを整える。
ふるっておいた薄力粉を全て加え、ゴムベラで下から上に払い上げるように混ぜる。
温めておいた牛乳とバターに、生地の一部を入れて混ぜ合わせる。
牛乳とバターを混ぜた生地を元のボウルに戻し、全体を均一に混ぜる。
生地を型に流し込み、竹串でくるくると混ぜて均一にする。
180度に予熱したオーブンを下段に入れ、170度で35〜40分焼成する。
焼き上がったら型を軽く叩いて蒸気を抜き、側面の紙を剥がす。
型紙をつけたまま常温で30〜40分粗熱を取る。
💡 コツ・ポイント
家庭用のオーブンでスポンジケーキを焼く場合、15cmの型が一番失敗しにくい。
底が取れるタイプの型を使うと、型から外しやすく扱いやすい。
粉をふるうことでダマを取り除き、空気を混ぜてかさを出す。これにより混ぜすぎを防ぎ、きめ細かい生地になる。
粉のダマは潰してふるうことで、均一に粉が散り、膨らみ方も安定する。
口溶けの良いスポンジにするため、牛乳とバターを混ぜて使う。バター100%だと冷蔵で生地が固くなる。
オーブンは焼成温度より10度高い180度に予熱し、その上に牛乳とバターを置いて混ぜるまで温かい状態を保つ。
卵黄を加えることで生地がしっとりし、焼き色が濃く出るスポンジになる。白いクリームとサンドした時に綺麗に見える。
余った卵白は冷凍保存して他のお菓子に活用する。
グラニュー糖と上白糖を混ぜて使うことで、しっとり感と綺麗な焼き色、最適な甘さのバランスを実現する。上白糖だけだと甘味が強すぎる。
砂糖を卵に加えたらすぐに混ぜ始め、湯煎せずに最高速度で泡立てる。湯煎すると泡立ちは早いが、萎みやすい生地になる。
最高速度で泡立てた後、半分の速度で1分間さらに泡立てることで、大小不揃いな気泡が均一な小さな泡の集まりに変わり、きめ細かく安定した生地になる。
湯煎せずに泡立てることで、萎まない均一な仕上がりになる。
安定した生地は粉を加えても沈みにくいため、混ぜすぎを恐れず、粉と水分がしっかり混ざり合うまでゴムベラで底からすくい上げるように混ぜる。
溶けたバターと牛乳は、生地の一部と混ぜてから全体に戻すことで、重い油脂が沈まず全体に均一に混ざりやすい。
生地が安定しているので、ゆっくりしゃべっていても沈まない。焦らず混ぜて均一な状態を目指す。
油脂が全体に均一に混ざることで、乾燥しにくいしっとりとした生地になる。
混ぜすぎを恐れず、均一になるまで混ぜるのが大切。
安定した泡立ちができていれば、あと20回くらい混ぜても大丈夫。
型に生地を流し込んだ後、竹串や箸を使ってくるくると混ぜることで、生地全体の均一性を高める。
予熱が不十分だと生焼けの原因となるため、スタート温度が肝心。
お菓子作りでは、焼き物はオーブンの下段に入れるのが基本。
オーブン開閉による庫内温度の低下を考慮し、設定焼成温度より10度高く予熱する。
焼き上がったら型を軽く叩いて中の蒸気を抜き、側面の型を外す。
型紙をつけたまま常温で30~40分を目安に粗熱を取る。
すぐに使わない場合はラップで密閉し、冷蔵または冷凍保存する。
冷凍したスポンジは密閉したまま一晩冷蔵庫で解凍すると良い。
完成したスポンジケーキは、中の色も周りの焼き色も膨らみ方も完璧な状態。
焼き上がった生地は触るとしっとりとして弾力がある。
このレシピは長年のテストに基づいており、動画の通りに作れば失敗しない。
卵の泡立てが足りないと高さが出ない。
泡立てが足りないと目が詰まって高さが出ない。
高さは泡立てで決まるが、泡立て不足も失敗ではない。
泡立てが足りないくらいではこのレシピは失敗しない。
少々の泡立て不足でも卵白の持つ水分で膨らんでくれる。泡立て不足も失敗ではなく、ただ少し高さが出ないだけ。
油脂を馴染ませることなく一気に入れてしまうと油脂が沈んで混ざりにくい。
ゴムベラですぐにきれいに均一に混ざってくれない。
油脂を直接入れた場合、やや下が詰まって見えるが、見た目は悪くない。
油脂を直接入れた場合、手で触ると生地の固さが所々違うことがある。
油脂を直接入れた場合、見た目はきれいに出来ても食べた時の美味しさがやや劣る。
油脂を生地の一部と混ぜてから全体に戻す方法は、プロの現場では100%実践されるテクニック。
油脂が均一に混ざっていない場合は、シロップを打ったりして修正可能。
全く同じ分量とレシピで大きい型(例:21cm)で焼くと、高さが出ない。
型がぴったりでなくても、焼き方を工夫すれば焼けないことはない。
型が大きいとオーブン庫内の熱の循環が悪くなってしまう。
大きい型で焼くと、生地の表面が広いため火が強く入り、表面が硬くなることがある。
大きい型で生地が薄くなると、一気に水分に火が入ってしっかり膨らむ。
サイズ変更する場合、使用するオーブンの庫内が小さいと生焼けになる可能性があるため注意が必要。
型が大きくなる場合は、焼成温度は変えずに焼き時間を多少長くして調整する。
このレシピは多少の変化があっても失敗にはならない。
粉をふるわないと、混ざりきっていない粉のダマが生地に沈んでしまう。
粉をふるわないと、生地の中に細かいダマが残ってしまう。
生地の表面や中には見えないダマもたくさんあり、食べた時に食感を損なう。
卵のサイズなど他の要素を気にするよりも、粉をふるうことが最も大切。
粉が均一に散っていないと小さなミスが重なり、最終的な仕上がりに影響する。
せっかく綺麗に焼けても、粉のダマが残ると美味しくないスポンジになってしまう。
ダマは生の小麦粉の塊なので、食べてしまわないように必ずふるうべき。
このレシピについて
本動画では、絶対に失敗しない完璧なスポンジケーキの作り方を、パティシエの視点から丁寧に解説します。特に家庭用オーブンでの成功率を高める15cmの底取れ丸型の選び方から、口溶けの良い生地を作るための粉をふるう工程、牛乳とバターの乳化、卵の泡立て方まで、各工程での重要なポイントと失敗しないコツを詳しく紹介。さらに、泡立て不足、油脂の直接投入、型サイズの変更、粉をふるわない場合など、失敗例を具体的に示し、それぞれの対処法も学ぶことができます。このレシピで、誰でもしっとりとして弾力のある、黄金色の美しいスポンジケーキを焼き上げられるようになります。
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KAZUAKI EGUCHI / チョコレートのプロ:ショコラティエ Chocolateのチャンネルを開く