チョコレートムース | 本当に大切なのは【温度】です。感動する口どけ:チョコレートムースのレシピを公開します!!How to make white chocolate mousseの要約
🥣 材料
- 100g
- 30g
- 120g
- 2g
- 100g
- 20g
- 70g
- 100g
- 130g
- 3g
- 任意
👩🍳 作り方
2種類のムースに使用する板ゼラチンを、それぞれ別の氷水に15〜20分浸してふやかします。氷水を使うことでゼラチンが溶けるのを防ぎます。
キャラメルムース用とホワイトムース用、両方の生クリーム(計240g)を大きなボウルに入れ、氷水に当てながらハンドミキサーで柔らかいツノが立つ程度まで泡立てます。使用するまで冷蔵庫で保管します。
ホワイトチョコレートムースのベースを作ります。ホワイトチョコレート(100g)と牛乳(30g)を耐熱ボウルに入れ、ラップをして600Wの電子レンジで30秒ずつ3〜5回加熱し、完全に溶けるまで混ぜます。
溶かしたホワイトチョコレート牛乳液が温かいうちに、水気を拭き取った板ゼラチン(2g)を加えて完全に溶かします。
ホワイトチョコレートベースを氷水に当てながら泡立て器で混ぜ、25〜28℃まで冷やします。生クリームと合わせた時に最適な口どけを得るための重要な温度です。
冷やしたホワイトチョコレートベース(28℃以下)に、冷蔵庫から出した泡立てた生クリーム(8〜10℃)の半量(120g)を加え、泡立てないようにゴムベラで下からすくい上げるように混ぜ合わせます。流動性があり、ややとろみのある状態を目指します。
シリコン製半球型にホワイトチョコレートムース液の半量を流し入れ、冷凍庫で30分〜1時間完全に固まるまで冷やし固めます。
キャラメルチョコレートムースもホワイトチョコレートムースと同様の手順で作り、固まったホワイトチョコレートムースの上に流し入れ、冷凍庫で2時間程度完全に冷やし固めます。
土台のサクサクチョコレートを作ります。ホワイトチョコレート(40g)をレンジで溶かし、フィアンティーヌ(20g)と混ぜ合わせます。
直径12cmのセルクル型に混ぜたサクサクチョコレートを入れ、スプーンで平らに広げて形を整えます。冷蔵庫で15分程度冷やし固めます。
ホワイトチョコクリーム(コーティング用)を作ります。生クリーム(70g)と牛乳(100g)を鍋に入れ、火にかけて沸騰させ火を止めます。
沸騰した液体に水気を拭き取った板ゼラチン(3g)とホワイトチョコレート(130g)を加え、泡立て器で完全に溶けるまで混ぜます。チョコレートを溶かさずに凝固力を利用することで、きれいにコーティングできます。
完全に混ざったら、クリームを密着ラップで覆い、冷蔵庫で完全に冷やし固めます。ムースにかける直前に40℃程度に温め直します。
冷凍庫で固まったムースをシリコン型から外し、網に乗せます。
温めたホワイトチョコクリームをムース全体にたっぷりとかけ、余分なクリームが落ちるようにパレットナイフで表面を軽く整えます。これによりツヤが出ます。
固まったサクサクチョコレートの土台の上にコーティングしたムースを乗せ、お好みで金箔を飾って完成です。
💡 コツ・ポイント
板ゼラチンは事前に氷水でふやかしておく。
2種類のムースを作る場合、ゼラチンは混ぜずに別々のボウルで戻すと間違いが少ない。
ゼラチンを水で戻す際に氷を入れるのは、ゼラチンが溶けないようにするため。
生クリームはキャラメル用とホワイト用を合わせて一度に泡立てると効率的。
生クリームを泡立てる際は、冷たい状態を維持できるようにボウルを氷水に当てると、なめらかで安定した泡立ちになる。
泡立てた生クリームは使うまで冷蔵庫で保管する。
ホワイトチョコレートは脱脂粉乳が多く溶けにくいため、電子レンジで温めた牛乳と混ぜて完全に溶かす。焦げ付きを防ぐため、完全に溶けるまで加熱せず、途中で混ぜて溶かす。
ゼラチンは氷水で戻すのが必須。水道水だとぬるく、溶けてしまう可能性がある。
生クリームと合わせたときに最適な口どけを得られるよう、チョコレートベースの温度を25〜28℃まで冷ますことが重要。
ムースの型はシリコン製の半球型でなくても、セルクルやマグカップ、グラスなど何でも代用可能。
チョコレートベースと生クリームを合わせる温度が違うと、なめらかでとろみのある理想的な状態にならない。
型に流すムース液は、流動性がありつつも、ややとろみのある状態が理想的。
サクサクチョコレートの土台は、フィアンティーヌの代わりにコーンフレークやオールブランなど、食感のあるもので代用可能。
チョコレートでコーティングされたサクサクの土台は、ムースの水分が染み込まず、常にサクサクとした食感を保つことができる。
サクサクチョコレートの土台のチョコレートは、ホワイトチョコレート以外のものでも代用可能。
サクサクチョコレートの土台は、型抜きせずにバットなどに平らに広げ、冷やし固めてから好きな形にカットする方法でも良い。
コーティング用のホワイトチョコクリームは、チョコレートを溶かさずに、牛乳と生クリームの熱で溶かすことで、チョコレートの凝固力を利用した安定したコーティングができる。
コーティング用のクリームを多量に作る場合は、ゼラチンが完全に溶けきらない可能性があるので、一度裏ごしをすると良い。
コーティングは、完全に冷やし固めたムースに、一度冷やし固めてから40℃程度に温め直したホワイトチョコクリームをかけると、美しくツヤのある仕上がりになる。
コーティング液はたっぷりとムースにかけ、余分なクリームを落とすことで艶やかな仕上がりになる。
ムースの口どけは、生クリームとチョコレートベースを合わせる際の「温度」のコントロールが最も重要。
ムースをグラスで作る場合は、保形性が不要なため、ゼラチンは入れなくても良い。
このムースは冷凍保存が可能で、冷凍庫でストックしておやつにすることもできる。
冷凍したムースを食べる際は、冷蔵庫でゆっくりと解凍すると良い。
このレシピについて
この動画では、お店で提供されるような口どけなめらかな絶品チョコレートムースのレシピを公開します。キャラメルとホワイトチョコレートの2層ムースに加え、サクサクとしたチョコレートクランチの土台、そして艶やかなホワイトチョコクリームでコーティングした贅沢な一品です。特に、生クリームとチョコレートのベースを合わせる際の「温度」が口どけを左右する最も重要なポイントであり、その適切な温度管理のコツを丁寧に解説しています。簡単な材料で本格的なデザートが作れる、冷凍ストックも可能なレシピです。
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レシピ動画のYouTubeチャンネル:
KAZUAKI EGUCHI / チョコレートのプロ:ショコラティエ Chocolateのチャンネルを開く