フィナンシェ・ショコラ | フィナンシェ・ショコラの作り方 焼き立て しっとりサクサク ショコラティエのレシピ公開 【Financier Chocolat】の要約
🥣 材料
- 175g
- 2g
- 53g
- 17g
- 140g
- 70g
- 150g
👩🍳 作り方
材料を準備する(卵白、ベーキングパウダー、小麦粉、ココアパウダー、グラニュー糖、アーモンドパウダー、無塩バター)。
無塩バターを鍋に入れ、中火で焦がしていく。水分が蒸発し、乳脂肪分が鍋底に焦げ付かないよう絶えず泡だて器で混ぜる。泡が吹いてきて濃い茶色(タヌキ色)になったら火を止め、余熱で色が進まないように鍋底を水に当てて冷やす。
ボウルに入れた卵白にグラニュー糖を加え、泡立てずに混ぜる。
クッキングシートの上にふるいを置き、アーモンドパウダー、小麦粉、ココアパウダー、ベーキングパウダーを全て入れ、2〜3回ふるいにかける。
卵白と砂糖を混ぜたボウルに、ふるった粉類を全て一度に入れ、泡立て器で均一になるまで混ぜる。
混ぜ合わせた生地に、50℃程度に温度が下がった焦がしバターを濾さずに直接加え、ゴムベラで底からしっかり混ぜ合わせる。バターが固まり始めないよう、生地全体が40℃程度の温度になるのが理想。
絞り袋に生地を入れ、先の部分をハサミで切り、シリコン型に7分目くらいまで絞り入れる。
190℃に予熱したオーブンに入れ、170℃に下げて15分程度焼く。シリコン型は網に乗せて焼くことが重要。
焼き上がったフィナンシェを型から取り出し、冷ます。
💡 コツ・ポイント
フィナンシェはポイントさえ押さえれば難しくなく、自宅で失敗なく作れる。
溶かしバターには水分が含まれるが、焦がしバターは水分が飛ぶため、レシピを置き換える際は水分量に注意が必要。
バターは焦がした方が香りが格段に良い。
バターを焦がす際は、乳脂肪分が鍋底に溜まり焦げ付くのを防ぐため、絶えず混ぜて全体に散らすようにする。
バターを焦がす際、泡が吹いてきたら色で焦げ具合を見極める。
キツネ色よりも少し濃い茶色の「タヌキ色」まで焦がすのが好み。
火を止めても余熱で色は進むため、希望の色になったらすぐに鍋底を水に当てて冷やし、焦げの進行を止める。
フィナンシェの卵白はメレンゲのように泡立てる必要はなく、混ぜればOK。
ココアパウダーを入れすぎると生地が固く締まってしまうため注意が必要。
粉類は2~3回ふるうことで、満遍なく混ざり、ダマを防ぐ。
チョコレートを使うレシピは温度管理が重要で、冷たいとチョコレートが固まるが、ココアを使う場合は温度を気にせず混ぜるだけで良い。
バターの投入温度は、生地全体の狙う温度によって調整する。
バターの温度が低すぎると、生地と混ざりにくく、バターが固まり始めてしまう。
生地を一晩寝かせるレシピもあるが、その場合はバターが固まって絞りづらくなる可能性がある。
家庭用オーブンで焼く場合、設定温度を190℃に温めてから生地を入れ、170℃に下げて15分程度焼くと良い。
シリコン型を使用する際、型の内側に薄くバターを塗ると良い(必須ではない)。
シリコン型で焼く場合は、必ず網に乗せて焼く。直接天板に乗せると熱が通らずきれいに焼けない。
焦がしバターの焦香ばしさがチョコレートの風味をサポートし、リッチな味わいに感じるテクニック。
お菓子作りで卵白が余ったら冷凍保存しておき、フィナンシェ作りに利用すると良い。
このレシピについて
「フィナンシェ・ショコラ」の作り方を紹介。卵白をベースにした生地にアーモンドや砂糖などを加えたフィナンシェに、チョコレートではなくココアを加えて作ります。チョコレートを使うと温度管理が難しいですが、ココアを使うことで手軽にカカオ香るフィナンシェを自宅で失敗なく作れる点がポイントです。バターを焦がして香ばしさを出す工程や、生地を混ぜる際のコツ、家庭用オーブンでの焼き加減など、ショコラティエならではの丁寧な解説とテクニックが満載。焼き立てはカリッと中はしっとりした食感が楽しめます。
カテゴリ:
タグ:
レシピ動画のYouTubeチャンネル:
KAZUAKI EGUCHI / チョコレートのプロ:ショコラティエ Chocolateのチャンネルを開く