薄力粉を全量入れず、少し残しておくのがポイントです。生地が固すぎるとまとまらないことがあります。

薄力粉はふるわずに直接入れてもダマになることはありません。

生地はヘラで混ぜるとポロッと崩れる固さですが、手で押し付けるとまとまる固さが理想的です。しっとりしすぎると焼いている間に広がり、でろーんとした形になってしまいます。

生地をまとめる際は、中に空気が入らないように指先に力を入れて握ります。

円柱状に成形する際、両端は手やカードで押し付けながら形を整えます。

生地をコロコロ転がす際は、手を垂直に置くと指の凹凸が跡になってしまうので、生地に対して斜めになるように指を置くと表面がなめらかに仕上がります。

生地を転がす時は、強く押すと崩れてしまうので、台と手の間を生地が行き来するだけの力加減で、4本の指を使って優しく転がします。

ココアパウダーや抹茶パウダーもふるわずに溶かせばダマにならず、きれいに混ざります。

グラニュー糖をまぶす前に生地の表面を軽く水で濡らすと、しっかりとグラニュー糖が張り付いて焼いても残ってくれます。ハケで塗ると均一に水がつきますが、べちょべちょにしない限り指で塗っても大丈夫です。

グラニュー糖をまぶす前に表面が乾いていたら、水を塗り直してください。

生地に入れる砂糖はどんな種類でも良いのですが、仕上げにはグラニュー糖がおすすめです。上白糖のようなしっとりした砂糖だと溶けてしまい、焼き上がりまで綺麗に残りません。

生地を7mm厚さにカットします。半分までは優しく押し切り、下半分は小刻みにナイフを動かして切り離します。ナイフを押す時ではなく、引く時に少しずつ下へ進むと崩れにくいです。一番最後は小刻みにすると崩れにくいです。

きれいに丸く焼きたい時は、生地を回してぐるりと1周切り込みを入れ、最後に中心を切り離すと、欠けたり歪んだりしません。

切り込みは5mmくらいで大丈夫です。深く入れようとすると、力が入って形が歪んでしまうので、形が歪まないように浅く切り込みを入れましょう。

クッキーは焼くと数mmだけ広がるので、天板に並べるときは少しだけ間隔を開けてください。

直径がもっと小さいか、厚みが薄い場合は、焼き時間10分くらいから様子を見てください。